先日、アルファ・ラバル社・大阪サービスセンター内にて
プレート式熱交換器リコンディショニング作業における、
液体窒素を使用してのガスケット剥離作業を見学してきました。
アルファ・ラバル社のプレート式熱交換器のガスケット取付には
クリップ式(接着材なし)と接着式の2種類があるのですが
接着式の場合、熱を加えて硬化させる特殊な接着材を使用して
万全の接着効果をもたしているため、
剥離の際、プレートを液体窒素(-196℃)が入った槽に浸し
ゴムと金属の低温収縮率の違いにより古いガスケットを取り除きます。
1.空の槽内にプレート(接着式ガスケット付)をおろします。
2.工場内、専用配管より液体窒素を槽内に送りこみます。
なかなかの迫力でした。
3.一定時間後、プレートをあげていきます。
4.ガスケット剥離確認
パリパリに凍ったガスケットが面白いように取れていきます。
5.薬液洗浄・ジェット洗浄
その後、アルカリと酸の槽にプレートを浸し、ジェット洗浄を行い汚れを落としていきます。
アルファ・ラバル独自の薬液品質・温度管理でプレートへダメージを与えません。
この後、カラーチェック(オプション)、ガスケット接着のための熱硬化炉への投入、テストフレームを使用しての圧力テストを行い
新品同様に万全の状態にして、お客様のもとへ戻っていきます。
この度、大阪サービスセンターにM30クラス(接続口径300mmクラス)の大型プレートのガスケット剥離が可能な槽への
入れ替えが行われました。
プレート式熱交換器のリコンディショニング作業に関しては、
小さなサイズから大きなサイズまで、メーカー問わず 是非、弊社(アルファ・ラバル社・正規代理店)まで
お問合せください。
株式会社 サム
TEL 06-6441-4760 / FAX 06-6441-4790