先般、冷房用熱交換器は長年の使用により、付着汚れが蓄積し、交換効率の
ロスが発生することを申し上げましたが、ロスの金額換算を示すようにします。
京都府のとある施設に設置されておりますケースを取り上げます。
熱交換器は AK20(下記写真) アルファチェックという能力診断の結果、
新品時に比べ、81%しか発揮していないことが判明しました。
(アルファチェックの詳細は別途新着情報に載せるように致します。)
金額換算として、ロスしている交換熱量を電気料金に換算しました。
そうしますと、1年間のロスは次のようになります。
新品時の交換熱量:639kW/h 診断時点の交換熱量:521kW/h
電気料金:20円/1kW とします。 稼働日時:8h/日 180日/年 としますと
(639kW-521kW)×20円×8h×180日=約340万円/1年 となります。
非常に大きなロスです。熱交換器の整備費用を大きく上回っておりました。
その後整備をいただき、交換熱量はほぼ100%回復致しております。
目に見えないロスですが、冷房用熱交換器の整備は大きなメリットがあります。